
大阪人が一番好きな英単語って、知っていますか?
それは、恐らく、間違いなく、、、
コスパ
コストパフォーマンス(cost performance)の略語。費用対効果。支払った費用(コスト)と、それにより得られた能力(パフォーマンス)を比較したもので、低い費用で高い効果が得られれば「コスパが高い」と表現される。(コトバンクより)
ではないでしょうか?
ここは食い倒れの街 大阪。
コスパ無くしてはおちおち食い倒れてなんてしてられません。
今回、ご紹介するお店は新しいながらも、大阪人の心を掴むお店のご紹介です。あれもこれも試してみたくなるメニュー、でもやっぱり頼んでしまう逸品まで飛び出します。
旧 大阪新歌舞伎座 の裏側には夜のネオン看板が似合う酒場が軒並み連なっています。この地で開店1周年を迎えたばかりの『あたりや食堂 なんば店』に伺いました。冷たい雨が降りしきる日曜の20時過ぎでも、お店は満席状態。人気の高さが早くも伺えます。
正式名称にもあります様に、産直鮮魚と天ぷら 立ち呑みのお店です。天ぷらをアテに立ち呑み出来るなんて、粋ですね!
【見るからに安いと分かる安心感】
メニューはA4サイズ横のパウチ仕様となります。そこにギッシリ詰まったメニューを一望できます。特筆すべきは価格です!お料理全82品の内、500円以下で頂ける料理は何と76品です!ギッシリ詰まっているとは言え、手書きで書かれた文字はとても見易く、安心感も感じられます。おまかせ刺身5種盛り 530円、これは外せないですね!
こんなに安いと名物からも1品贅沢したくなります。アワビ踊り焼、680円。数量限定ともあればマストオーダー間違いなしです!
通されたカウンターは特等席でした!注文したお刺身を目の前で捌いて頂けます。
見るだけなら無料、料理を待つこの時間priceless
時同じくして、更に奥の厨房では炭火の上で踊るアワビを目視できました!手前で注文した原木しいたけも一緒に踊っています。華麗な手仕事を見入りながら熱燗をキュッと。
まずはお刺身から。5種のネタが贅沢に2切れづつ。 カマスの子供、カマスゴも頂けます!
名物たる所以、見て食べて納得です!
- アワビ踊り焼き 数量限定!! 680円
こちらの売りのもう一つは『天ぷら』でしたね!
季節によって旬の食材を味わえるため、手書きメニューも変えられています。
アスパラと菜の花で春を添えてみました。れんこんに海老1本付けても630円!
熱々の出汁を頂けるのも嬉しいサービスです。
もう一つの魅力、メニューには無い、豊富な地酒達。
メニューには掲載されていないため、店内の黒板もしくは専用冷蔵庫でその日の1本を選択。日本酒好きの方ならお気づきかと思いますが、このお値段はかなりのお値打ちです!
お気に入りの1本が見つかったら、スタッフさんが席まで注ぎに来てくれます。
お気に入りの1本にはお気に入りのアテで。裏名物を勝手に決めるなら、私は迷わず『こまい』です。
程よい脂にプリプリの弾力ある白身はかみ締めるごとに旨みが増してきます!
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美味しいものを低価格で食べれるのがコスパの醍醐味ではありますが、このお店の様に気になるメニューを気軽に試す事が出来るのも、ならではの楽しみ方だと感じました。
訪れる度に毎回色んなメニューに挑戦したいと思うのでが、どうしても注文するメニューが偏ってしまいます。それはそれで良いのですが。。
また近いうちお邪魔して、次なるお気に入りを見つけたいと思う『あたりや食堂 なんば店』様でした。
取材店舗様