
居酒屋のメニューブックと言えば、あれもこれもと楽しめる料理の豊富さが醍醐味ですが、これと同時にエンタメ要素も盛り込まれたメニューブックだとしたら......それはもう、ドキドキとワクワクが止まらないですよね!?
ということで、今回はこの2つの要素をあわせ持つメニューブックが話題の「博多満月」さんをご紹介します。面白さが後を引き、商品の出数までもアップしてしまう!?夢のようなメニューブックということなので、これは楽しみです♪♪
グランドメニュー ブックタイプ
早速、発見しました!博多満月さんのメニューブック!!手前味噌ですみませんが、こちらのハードカバーは弊社が作成させて頂いたオリジナルのブックになります。写真では見えにくいですが、ロゴは銀色と黄色の2色とで箔押しがされたクールな仕上がりです!!紺色の塩ビ素材は見た目にもシックですが、水・油汚れを寄せ付けないタフさもあわせ持つユーティリティーメニューブックなのです。
宣伝はこの辺で、早速中身へと突入しましょう!!
表1メニューでいきなり登場、ハムカツくん!
メニューデザインのセオリー上、初めのページでは【すぐでるおつまみ】を何品か乗せるものですが、1ページに1商品の何とも贅沢なページネーションをされています。それに加え、ハムカツくんと名乗る武士風情のキャラクターが何やら物申しています。
ハムカツくん:「これさえ食べれば、あとは何も頼まなくてもいいでごじゃる! 嘘でごじゃる♡」
私:って、嘘なんかいっ ^_^;
ジョークが飛び交うハムカツくんの頭上には、じっと動かず断面をこちらに見せている厚切りハムカツの姿が。初めて見る料理でもないのに何故か釘付けになっている自分が。。。1ページ目からお店の世界観に引き込まれていきます。
表1.表2 ハムカツくん 再び参上
早くも再登場しているハムカツくんはフットワークも軽く、右のページで厚切りハムカツを一刀両断しています。シャキーン
こちらのメニューデザインも実は弊社にて作成させて頂きました。
2016年グランドメニューを考えるにあたり、お店様のテーマの一つには『馴染みあるメニューをオリジナリティあるメニューとして提供』するという想いをお持ちでありました。商品のオリジナリティを考えることは同時にお店自体の特徴も引き出すことが求められます。企画とデザイン力が大きく問われるご依頼となりました。
ハムカツくんのいるメニューへと戻りましょう。
過剰なデザイン演出にも見えますが、ハムカツくんの役目はあくまで商品を引き立たせる黒子役です。美味しそうに見える商品のアングルや注文しやすい商品名との組み合わせ等を遊び心をもって紹介しています。あくまでもメニューブックとしての機能を第一に考え、追求した結果、生み出されたキャラクターこそがハムカツくんなのです!
ページによって異なるデザインテイストを楽しめます!
ここで連れの同席者にメニューブックをとられてしまいました。逆さまになってもメニューが気になります。
それは何故か?
それはページごとの商品によって企画もデザインもがガラッと変わるからです。
異なる漫画がページごとに集うイメージです。
企画にあわせて撮影ラフを作るため、ページや商品によって写真撮りも変える徹底振りです!
『お店は違うのに頼むものは毎回同じ』だとか、『好きなの頼んでいいよ。』とメニューブックに興味を持たないお客さんでも、
ページを捲るというより、読みたくなるメニューなのではないでしょうか?
気づけば〆のページまで読み進めてしまってます。
このページにいたっては、もう爆発しちゃってます。。^_^;
ついつい読み進めてしまうメニューブックですが、企画・デザインを過剰に感じさせない、商品力の高さも魅力でした。
厚切りハムカツ 480円
揚げたてのハムカツからはまだ湯気が漂います。
4等分された断面は正にメニューの通り!
からしとソースをつけてホクホクを頬張れば頼んで文句なしの一品であることに頷けます。
炙りしめサバ 480円
絶妙な炙り加減によって、染み出る脂身は口に入れるととろける旨さです。
馬肉のたたき 580円
馬肉のたたきがこのお値段で食べれるのも嬉しい限りですが、肉厚にカットされたボリュームたっぷりの一皿はコスパ抜群です!
いかがでしたでしょうか?まだまだ伝えきれない情報とお料理が満載なお店だけに心残りがございます。博多満月さんは東京首都圏を中心に19店舗展開されているので実際に足を運ばれてみてはいかがでしょうか?きっとこの楽しさを感じて頂けるはずです!