【導入実績】コロナ禍でもお店の価値を発信し出数アップに貢献するメニューができました

新しい日常が求められているコロナ禍の今、飲食店も同じく新たな変革が必要とされています。

それにいち早く反応し新たな一手を打たれたお店がありました。コロナ禍は行動に移せるチャンスの時期とし、グランドメニューの一新に踏み切ったアホウどり様にインタビューを行いました。

 

取材協力店舗
京都炭火焼鳥アホウどり 聖護院店
京都府京都市左京区聖護院山王町16-28
HP:https://ahou.co.jp/

アホウどり代表の泉川夫妻にメニューデザイン導入についての経緯と導入後の反響を伺いました。

 

Q.そもそものきっかけとは?

メニューデザイン研究所さんとは飲食業界の交流会でスタッフの方と知り合ったのがそもそものきっかけです。気さくなお人柄の方でしたので印象深くどのような事業をされているのかおのずと興味が涌いていました。それからコロナの影響を受け今後の対応を見据えたとき今と同じままでは駄目になると直感で感じていました。

テイクアウト事業を復活させたり自店の強味を活かした取り組みを早々に行っていましたがそれ以外にも新しい血の入れ替えが必要と感じてもいました。それがグランドメニューの一新だった訳です。

 

Q.グランドメニューの一新された経緯とは?

当時はイラストレーターを扱えるアルバイトスタッフがいたこともあり自社ですべて作成していました。大学生の学園祭ノリで楽しくワイワイ意見を出し合って作っていたのですが、売りたいメニューが売れませんでした。自分たちなりに分析した所、売るための導線つくりがメニューブックで表現できていないことが分かりました。

これはアホウどりが一番苦手としていることです。スタッフの個の力は強いし伝えるプレゼン力はある。しかし商品と商品を伝えるメニューブックに落とし込むことができずにいたのです。そのような背景の中でメニューの一新を考え、商品はしっかりとした看板商品に仕上げてメニューはプロ中のプロにお願いしたいと思ったのがきっかけでした。

コロナ禍で考える時間があったのも幸いしました。プロにお願いするのは初めてだったので不安はありましたが今までのような自己満足が勝るメニューでは駄目だと考えるようになっていました。かといって今までのメニューには愛着があります。お店のことを一番知っているスタッフ自らが作るデザインですからアホウどりらしさが当然宿ります。しかし中身が伴わなければこの先勝てないという危機感が大きかったと振り返ります。

 

Q.プランナーとデザイナーの対応ははいかかがでしたが?思う所を率直に教えてください

全体のスケジュール感を把握できていなかったことがまず思い出されます。外注するのが初めてということもありましたが直前になって慌てて撮影用のメニューを考えたりと進めずらかったのではと思う所はありました。五月雨式での訂正のやりとり等、事前に工程を把握しておくべきだったと振り返ります。

 

Qメニューを作成する過程で良かった点はありましたか?

試食会から来てもらったのは嬉しかった。合計で2回行いましたがいずれも足を運んで頂きプランナーデザイナーの立場から忖度のない意見をもらえたのが何より嬉しいことでした。商品知識を共有できる絶好の場であったことは言うまでもありませんが、ここでの意見交換がお互いの距離を縮める場でもあったと思います。ここでの意見交換がその後に提案頂いたデザインに反映されたことも嬉しかったですね。

 

 

デザインの作り方がうまいし早かったです。撮影までの商品レシピや構成にはうんと時間を使いましたがレールに乗りさえすればそこからは圧倒的に早かったです。アホウどりの色を取り入れつつ、伝えるべき情報は的確に表現されていました。フォントや色使いに対しても細かい修正は一切ありませんでした。自分たちでは絶対に思いつかないアイデアに脱帽でした。これがプロの仕事かと良い意味で思い知らされもしました笑

 

 

 

Q.導入後の反響はいかかですか?

導入してまだ3日程度ですが出数が激変しています。アホウの歩き方という特集メニューを作りいわばこの商品ラインナップが売りたいメニューの訳ですが前回メニューに比べてなんと15.9%出数がアップしました。スタッフがどうこうというのではなくメニュー単独での結果であり成果です。

 

客単価についても目標価格を達成しています。まだ日は浅いですが手ごたえを感じるリニューアル初動でした。数字の結果をみても出数の誘導はできています。顧客満足度も体感地ですが上々のようです。後は客単価に対していかに値打ちを感じてもらえるかが次回来店のポイントになるかと思います。

 

Q.最後にメニューデザイン研究所に求めることがありましたらお願いします。

店柄どうしても面白さを求めてしまう傾向があってスタッフ全体のモチベーションにもなるのは事実です。しかしお客さんが必要とされているものとは別だったりするのかなと思います。メニューはそれが顕著に出るもので面白いだけでは駄目なのだと考え方が今では変わりました。忖度のない素直な意見や提案をしてもらえたことで一皮むけたメニューができたと思います。伝えたいことをちゃんと伝える。当たり前のことですがこの先、お店が情報発信する力はより求められるのだと思います。メニューを通じて私たちの価値をもっともっと発信していきたいと思いますので今後も様々なご提案をお待ちしています。