
いたって素朴な質問ですみません。
焼肉食べた後って、皆さん何で〆ますか?
聞いておいて何ですが、一般的なご回答はこうではないでしょうか。
・カルビクッパ
・ビビンバ
・冷麺
こうも暑い日が続くと、前の2つは食べたくても、ややうだってしまいそうですね。。その点、冷麺はこの時期にはぴったり!いくらお肉でお腹を膨らませても最後に喉越し良くつるっと〆てしまえる一品ではないでしょうか?
ただし、ここ大阪には独特な〆方をするお店があります。私も体験済みですがもうこれでしか〆られない。考えられない、そう、それは『かすうどん』です。
かすうどんとは?
だしの中に、牛のホルモンの細切れにした脂の乗った牛の小腸(ホルモン)を脂が抜けるまでじっくり素揚げした「油かす」が入っており、肉の旨みが凝縮されていて独特の風味がする。 かすうどんの「かす」は「牛の小腸(ホルモン)の油かす」高タンパク・低脂肪・コラーゲンたっぷりなうどん
大阪では定番のかすうどんですが、焼肉 → かすうどんの華麗なフローを提供されている人気店がこちら、「龍の巣」さんです。店頭からしてお腹を好かせる暖簾と看板がこちらに手招いています。
関東の方からすると、少し見慣れない光景でしょうか??
店頭にはこんな黒板もあります。
「焼肉」と 「かすうどん」の割合が半々と言った所でしょうか。気になる店内に早速伺ってみましょう!
店内にはお盆明けの平日にも関わらずお客さんでみっちりです。
大衆風情が漂う店頭イメージですが、若いお客さんと女性客も4割程占めていました。
早速、お隣のお客さんは〆にかかっておられ、シンプルなかすうどんをすすっておられます。それを横目に早くも〆たい気分にかられます。。まだお肉頼んでもないのに。。
龍の巣さんのグランドメニューの表紙になります。
屠場直送食肉卸業と書かれています。屠場とは、牛や豚、馬などの家畜を殺して解体し、食肉に加工する施設の法律上の定義の名称であります。仲介することがないため、新鮮な国産牛を安価で食べることができるのです。これは消費者にとってもありがたいことですね。
大将たんづくし200g 1,500円 トップバッターを飾る右上のメニューも、屠場直送ならではのコスパを感じられます。左ページ上半分にはホルモン10種盛合せがドドーンと掲載されています。『羽曵野屠場直送ホルモンは鮮度は当然、下ごしらえで光り輝く。』と書かれたコピーも説得力あります。どちらも両看板メニューと見るや、頼まないわけにはいきません!
肉厚なタンが運ばれてきましたよ~♪♪ 実物は尚のことコスパを感じます!!
いや~ホルモンも負けてませんでした!!屠場直送+丁寧な下ごしらえが宝石の様な輝きを生み出していました。
焼いて尚のこと良い感じです♪
焼きあがっても......尚。ホルモン特有の甘く焦げた香りもたまりません!!
こんなにもフレッシュホルモンを頂戴している最中からでも、私、ソワソワしてました。。それはやっぱり『かすうどん』のせい。
一概に「かすうどん」と言っても、その種類は様々です。赤やカレーも気になりますが、基本のかすうどんをシンプルに味わいたいと思います。
食べられたことの無い方がこの写真を見ると、脂っこいと感じられるかもしれません。
この味を一言で表すなら、『上品なお味』です。元々あっさりした関西だしが油カスのコクを得たことで艶やかでまろやかな味へと変化します。焼肉への未練もこのコクが満たしもし、尚且つお出汁と食べ応え十分なうどんとが〆としての満足感を更に与えてくれます。
そうか、かすうどんはハイブリッドだったんだ。一人合点がいく形となりましたが、未体験の方は是非とも味わって頂きたい龍の巣さんのご紹介でした!
龍ノ巣 梅田店本館
http://tabelog.com/osaka/A2701/A270101/27006621/
大阪府大阪市北区堂山町2-16 五孝ビル 1F
06-6361-8338
営業時間:
17:00~翌6:00
夜10時以降入店可、夜12時以降入店可、始発まで営業、日曜営業
定休日:無休